2017年 02月 09日
Gien 唐草文様のお皿 |
古いGIEN(ジアン)のブルー&ホワイトです。
落ち着いた藍色と、文様の雰囲気、カンニュウの入り方がとても好みで
お店の出格子の壁のところに いつも飾っています。
GIEN(ジアン)窯 1875年以降のマーク
直径23.3cm
SOLD
淵の釉薬の小さなチップ、また一カ所小さな茶色い染み有り
(写真↓一枚目と二枚目)
裏の染みは現状となります。
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ただいま 金継ぎでお直し中…
ひとつの小さなカケを直すにも、最低5日間(乾かす為 間を空けて)..の工程が有るのですが
大雑把にしてはいけない 丁寧さが必要な作業、
手早くしなくてはいけない 大胆さが必要な作業
決して 触りすぎ、やり過ぎてはいけない作業など
自分の性格があだとなる失敗を 数々経験し くぅーっ!
金や銀の粉を蒔く作業は、本当に数分の事で
それまでの 地道な土台作りがどれだけ大変で大切か…
そう...これって いろいろな事に当てはまります。
修行感バツグン
そして 面白い!!
すでに二回ほど サビ漆を重ねています。
もう一度 サビ漆を塗り 乾いてから研いで表面を整え
ベンガラ漆を塗って、2度目のベンガラ漆を塗って銀粉を蒔く
その上に 生漆を塗り 磨きをかけ 仕上げる。
つまり、えーっと あと4日必要..って事ですね。
修繕された器たちは
繕われた部分は 未熟さ丸出しでありながらも なんだか愛しく
何よりも 食卓に復活してあげれたという喜びは大きいのです。^^
さて、 仕上がった器の写真は...
もう少し 上手になってからお見せしますね。
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by manges_tu
| 2017-02-09 17:08
| ◇陶器